現在、骨密度の検査といわれるもの
の中で信頼度の高いのがDEXA法です。
DEXA法による測定装置では
前腕(腕の骨)を測定する装置と
腰椎、大腿骨頸部の測定をするもの
の2通りの機種があります。
昨日も書きましたように
前腕を測定する装置は、小型で安価な為、
導入する施設も多いですが、
腰椎(腰骨)、大腿骨頸部(太ももの付け根)
を測定する装置はベッド1個分のスペースを
必要とし、また価格が高額でもあるため
入れている医療機関は少ないです。
しかし、思い出して頂きたいのですが
骨粗鬆症の影響により、寝たきりや
介護が必要になる主な原因は
大腿骨の頸部骨折や腰の圧迫骨折です。
私はこれまで、踵や前腕で骨密度を測定
して若年比90%以上だった患者さんが、
大腿骨頸部を測定したら若年比60%程度
であったケースを沢山見てきています。
骨密度は測定する部位や、測定方法に
よって得られる結果は全く異なります。
もし、
寝たきりや要介護にならない為に
骨粗鬆症の検査をするのであれば
腰椎と大腿骨頸部の検査を受けて
頂きたいです。
ちなみに、日本骨粗鬆学会でも
腰椎と大腿骨近位部の両方の測定を
推奨しています。
DEXA法による腰椎、大腿骨頸部の
検査費用は
腰椎のみ
総額自費で 3,600円
3割負担で 1,080円
1割負担で 360円
大腿骨頚部のみ
総額自費で 3,600円
3割負担で 1,080円
1割負担で 360円
腰椎+大腿骨頚部
総額自費で 4,500円
3割負担で 1,350円
1割負担で 450円
です。
DEXA法による腰椎、大腿骨頸部の
検査をできる施設を探すのに
下記の病医院リストを参考にしてみては