2016年も今日で終わりです。
今年最後に
平均寿命のからくりについて少しだけ
平均寿命とは、0歳の人の平均余命を言います。
例えば2015年の女性の平均寿命は87.05歳なので
「2015年に生まれた女性は、社会情勢などの
大きな変化が無い限り、平均的に87.05歳
まで生きられる」ことを意味します。
「2015年時点で亡くなった女性の平均年齢が87.05歳」はありせん。
死亡率が今後変化しないものと仮定して、
各年齢の人が平均で後何年生きられるかという
期待値をあらわしたもので「平均余命」を
さします。
そして出された平均余命のうち
0歳の人の平均余命が平均寿命という表現で
発表されます。
日本では厚生労働省が人口動態統計(推計)と
推計人口を用いて毎年作成する「簡易生命表」と
国勢調査が実施される5年に1回作成される
「完全生命表」という表現で発表します。
簡易生命表は概算値、完全生命表は確定値
という位置づけになります。
また世界中で平均寿命が公開されていますが、
なんとその計算方法は各国統一されていないのです。
とても驚きです。
それに平均寿命という表現は誤解しますね