みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
前回は
ということで
医療機関で皆さんが受けるⅩ線検査、
圧倒的に多いのが胸部Ⅹ線検査です。
健康診断でも行われている検査ですから
日本人であれば受けたことが無い人はいない
そして生涯で最も多く経験するⅩ線検査
かもしれません。
その胸部Ⅹ線検査で豊胸していることが
分かるものなのか、疑問にお答えしました。
さて、豊胸手術に限らず胸のあたりに
人工物を埋め込んでいる場合、
マンモグラフィで事故に繋がり兼ねない
ことを先日よりお伝えしてきましたが
事故までとはならずとも苦痛を伴うことで
トラブルになったり、検査を受けなくなって
しまう女性がいるのも事実です。

そりゃ
初めてマンモグラフィーを受ける時、
痛みがあるのか無いのかも分からずに
引っ張られたり、2枚の板で圧迫されたり
する訳ですから、驚かれるでしょう。
しかし、誰もが痛い経験をするのか
というと、そうでは無く
大部分の方は特に問題なく済んでいます。
「痛い・痛くない」の違いはというと
それには理由がありまして
マンモグラフィでの痛みには
引っ張られるため
圧迫板の端が体に当るため
圧迫によるもの
などがあります。
乳房を引っ張られて痛い場合や、
圧迫板の端が体に当って痛い場合では
撮影者によるところが大きいです。
マンモグラフィは圧迫板で挟んだ部分が
画像として残るのですが、どうしても
圧迫板と胸板が接する部分は死角に
なりがちなのです。
その為、少しでも広い範囲を良好な
画像で残すことに拘るあまり
強く引っ張ったり、圧迫板の端が胸板に
痛いほど当ってしまうことになります。

経験のある撮影者であれば手際良く行う
のですが、経験が浅いと今一つ加減が分らず
位置合わせに時間がかかるのも事実です。
そのため、引っ張られたり、圧迫板が
当たって余りにも痛いという場合には、
遠慮せずに痛む部分を具体的に訴え、
位置合わせを工夫してもらいましょう。
そして、それで痛みが収まれば、
マンモグラフィへの苦手意識も
無くなるはずです。
また、
マンモグラフィで良好な画像を残しつつ、
「圧迫による痛みを和らげるコツ」
については、次回書かせて頂きます。
それでは、
今日もよい1日を、体に感謝を!