骨密度を判定する方法には
手で調べる検査があります。
MD法と言われており、デジタル解析
するものはDIP法と言われています。
検査の方法は
板の上に手を乗せるだけで、
人差し指につながる手の甲の骨を
アルミ板と一緒にX線で撮影します。
一般的には左の手で撮影をしており、
病院によっては利き腕ではない方の手、
動かす頻度の少ない方の手で行う
ところもあります。
X線写真からアルミ板と骨の濃度を分析し
骨密度を調べるのですが、
おおまかに調べる簡易検査であり、
精度は低いです。
検査時間も1分程度で終わります。
指の骨の場合は早い段階で骨粗鬆症を
判断することが出来ず、
骨粗鬆症の薬で治療していても、
その効果を調べることは出来ません。
この検査で値が良かったからといって
骨粗鬆症でないとはいえず、
あくまで指の骨においては丈夫という
ことです。
ですので
手指だけの骨量を簡単に調べたいという
方に向けた検査といえます。
MD法の検査費用は、
総額自費の場合 1,400円
3割負担の場合 420円
1割負担の場合 140円
になりますが、別途フィルム代を要することも
あります。