みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
前回は
ということで
日本では欧米に比べ早期発見の割合が
低く、その結果として死亡率が高く
なっていること
そして、日本と欧米の国々の違いとして
乳がん検診の受診率に開きがあること
について書いてみました。
みなさんは検診を受けられていますか
欧米の国々をみると乳がん検診の内容は
主にマンモグラフィーのようです。

これは日本でも同じですが
対象年齢はというと
欧米では50歳以上としている国が殆んどで
日本はというと40歳以上です。
この違いは理由がありまして
欧米の場合は乳がんの発症は年齢と共に、
高齢になるにつれ増加しています。
しかし日本では若く30代から増加して
40代、50代あたりで最も乳がん患者が
多くなり、高齢者では減少している
という背景の違いがあります。
日本では乳がん検診の受診率が
欧米に比べて極端に少ないですが
どうしても40代と50代では
早期発見の重要性は理解していても
自分が「がん」になるかもしれないという
実感や可能性への感じ方に差があるのも
事実です。
また、日本では検診を受ける動機を持ち
難いという社会的背景もあります。
例えば欧米では個人が任意で医療保険に
加入しており、保険会社は医療費削減を
目的に検診費用を負担しています。
そして検診を受診しないと保険料が高くなる
という条件で加入者に受診を促しています。
日本では受けなくてはいけない、という
状況に追い込まれる訳でもなく、本人の
気持ちや都合次第でけっして優先事項では
ありません。
およそ10年前は20人に1人の女性が
生涯の間に乳がんになるといわれて
いました。
現在はというと11人に1人が乳がんに
なっています。
今も毎年増加していますので
更に乳がんになる確率は上がってくる
ことでしょう。

日本の社会的背景を考えると
自らが積極的に早期発見への行動を
するしかなく、
何故、健康でなくてはならないのか
そして何をしなくてはいけないのか
学んだり考えたり、向き合う環境が
必要なように思います。
では、今日もよい1日を、体に感謝を!