みなさん、こんにちは
毎日、一生懸命に過ごされていますか
前回は
ということで、2つの検査において
食道など胃以外の部分は診ているのか
について書いてみました。
いかがでしたでしょうか?
胃がん検診といえば、従来は胃Ⅹ線検査
でしたが、近年は内視鏡検査も加えて
どちらか一方を選べるようにしている
自治体が殆んどです。
ただ、受け入れ態勢の問題もあり
内視鏡検査は特定の年齢に限定していたり
Ⅹ線検査よりも費用を高く設定するなど、
受け入れ人数を調整している傾向が
あります。
内視鏡検査は、Ⅹ線検査に比べて
手間も時間もかかり、1時間に検査できる
人数も断然少ないです。
しかし、がんを見つける精度としては
Ⅹ線よりも良いので希望する人が多い
のでしょう。
それに、従来であれば
最初に胃Ⅹ線検査をして、異常があれば
精密検査として内視鏡検査を受ける
流れでした。
それであれば最初から内視鏡にした方が
2度手間にならない、という考え方も
あるのかも知れません。
ただ、ここに誤解が多いのです。
内視鏡の強みは胃の粘膜を直接診れること
そして、異常があったとき、粘膜組織を
採取して、がん細胞の存在を調べられる
事にあります。
この細胞を調べた結果から、はじめて正式に
胃がんと診断される訳です。
しかし、残念なことに胃がん検診では
組織を採取して細胞を調べるまでは
行っていない場合が殆どです。
胃がん検診として検査を受ける場合、
内視鏡を飲み込んで、胃の粘膜を診るだけ
に限定した医療機関が殆どということです。
それで異常があれば、再び精密検査として
胃カメラ(内視鏡)を飲むことに
2度手間になるのはバリウム検査のときと
変わらないことになります。
ただ、要精密検査と判定される確率は
バリウムに比べ劇的に減るものと
予想されます。
では、今日も体に感謝する一日を!