みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
今は全国的にがん検診が行われて
いる時期ですが、
胃がん検診は受けられていますか![]()
該当しない方は胃がんリスク検診や
ピロリ菌の検査をお勧めします。
世界がん報告2014によると
日本の人口が世界人口に占める割合が
1.8%であるのに対し、なんとなんと!
胃がんは11.3%を占めています。
日本は世界の中でも特に胃がんの発症率
が高い国です。![]()
そのこともあり、自治体主導の胃がん検診や
職場検診、個人で受ける人間ドックなど
受診する機会に恵まれているのが日本です。
しかし、検査を受けても10%の人が精密検査
となり、精密検査を受けた1%の人に悪性が
みつかる何とも効率の悪い確率です。
要するに1,000人が検査を受けたら100人が
要精密検査となり、がんが見つかるのは
精密検査を受けた100人のうち、1人だけ
ということです。![]()
確率的にはけっして高くありません。
そこでもし、自分が毎年胃がん検診を受けて
毎回精密検査と判定されたらどうでしょう![]()
「どうせ今年も異常無しにちがいない」
と思いたくなりませんか![]()
実際に、そう思う方は少なくありません。
そして精密検査を受けなくなる訳です。![]()
ただこれはNGです。![]()
なぜなら、胃の中は1年で大きく変化し
胃がんが出来たり、成長したりといった
ことが起こるからです。
がんが見つかる確率は低いのですが、
精密検査を受けなければ早期発見も
出来ません。このことは理解頂きたいと
思います。![]()
そして、もう一つ
胃の精密検査(内視鏡検査)の利点は
悪性が疑われる部分の粘膜を採取し、
細胞を調べれることにあります。
ですが、悪性の疑われる部分すべてに
がん細胞が存在する訳ではありません。
がん細胞と正常粘膜が混在しているため
正常な粘膜を採取してしまうと
「異常なし」と判断されてしまいます。
これは以外に多くあります。
ですので精密検査で異常なしだったと
しても、翌年に同じ場所から、がん
がでることは起きています。![]()
精密検査を受けても殆どの場合、がんは無い
のですが、かといって異常なしと診断されても
実際にがんは存在することもあるという
訳です。![]()
この対策としては
今年は大丈夫だろうと思わずに
欠かさず胃がん検診や精密検査は
受けて欲しいと思うのです。![]()
では、今日もよい1日を、体に感謝を![]()



