みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
前回は
ということで、簡単ではありますが
前処置の方法を大まかに3種類を
ご紹介しました。
しかし病院により下剤の種類や量は
異なり、下剤を使用する回数も
1回だけの施設もあれば3回(3種類)
使用するところもあり色々です。
これらの違いは
地域性や患者層、そして院内設備も
関係してきます。
訪れる患者さんが近所の高齢者ばかり、
あるいは仕事中のサラリーマンが多い
など病院ごとの特徴であったり
また院内で前処置を行うとなると
トイレの数や待機スペースの確保も
必要になってきます。![]()
更には受診する人々の便通の傾向など
それらの諸事情を踏まえて
検査、診断をする人が日頃の経験を
もとに前処置の手順(マニュアル)が
病院ごとに作成されています。
ただ、マニュアルが対象にしているのは
便通も良好なごく一般的な受診者であり
例外となる方々も当然でてきます。![]()
それが、
便秘の人や下剤の効きが悪い人です。![]()
その度合いにもよりますが
予め病院で相談をすれば
通常は検査前日から行う前処置でも
2,3日前、酷い状態なら1週間ほど前から
下剤を処方してくれたりしますし、
食事指導を行ってくれる病院もあります。
また、検査前日や当日の下剤を増やすなど
しても未だ便が残っていそうなときは浣腸を
して大腸の中を掃除する処置が取られます。
もし下剤を飲んでも効かないと感じたら![]()
中には便秘の原因が腸閉塞の場合もあり
ますので、その場合は下剤を飲んでも
効果は出ません。![]()
大腸検査の前処置では死亡事故も起きていて
大腸がんなどで腸管内が狭窄していると
口から大量の下剤を服用した場合に
腸管内圧が上昇して腸管が破れる恐れも
あります。
何日間も排便がない方、便が細くなってきた
と感じている方は最初に前処置の方法を
相談するようにして下さい。
便通や下剤の効きを良くするには食事制限
として低残渣食といわれる便の残り難い食事
を摂ると同時に普段の生活も関係して
きますので、
続きはまた次回書かせて頂きます。
では、今日もよい1日を、体に感謝を ![]()
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