忙しいと、緊張状態が続くせいか
血圧がやや上がっている気がします。
幸い身近にタバコを吸う人はいませんが
タバコの煙には多くの物質が含まれており、
ニコチンや一酸化炭素は血管に悪影響を
及ぼします。
タバコを吸うとニコチンが交感神経系を
刺激するため、血圧が上がり、脈拍が
増えます。
一服のタバコで、収縮期血圧が通常110が、
130以上に上がり、心拍数も60くらいから
80回前後へ増えることが分かっています。
その状態が15分ほど継続されます。
つまり20本吸うと合計して5時間以上の
高血圧状態が起こり得るわけです。
タバコの問題は動脈硬化を促進させる
ことです。心臓や首、脳、手足などの
動脈硬化は、喫煙者の方が非喫煙者より
強いことがわかっています。
米国の疫学研究によれば、喫煙者が
虚血性心臓病や心筋梗塞になる危険性は、
非喫煙者の2~3倍で、突然死はなんと
5~10倍になっています。
喫煙は、百害あって一利なしです。また、
受動喫煙によって周りの人達にも病気に
なるリスクを与えてしまいます。
禁煙を助ける薬もあります。禁煙外来を
利用しましょう。