みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか
今日は「胃がん検査」の話に
戻りまして、胃の老化の続きに
触れたく思います。
胃の老化は胃がんのリスクを高めます。
そして胃の老化、即ち胃の萎縮を調べる
方法としてペプシノーゲン検査というのを
聞いたことはありませんか
この検査は恐らく、健康診断や人間ドッグ
などで目にするかもしれません。
そもそもペプシノーゲンは胃の粘膜より
分泌されるのですが、その内の1%は
血液に含まれるため通常の採血にて
検査が可能なのです。
ペプシノーゲンの量は胃の粘膜の状態で
変化します。胃粘膜が萎縮、薄くなった
(胃の老化)状態ではペプシノーゲンの
分泌は低下するため、血中濃度を調べると
胃の老化度がわかるという仕組みです。
ピロリ菌により胃粘膜は炎症が起こり、
炎症が長い期間続いて慢性胃炎に、
更に経過して萎縮性胃炎へと進んで
いきますが
胃がんの殆どは、ピロリ菌により炎症が
始まった以降に起こっています。そして
胃の老化が進むにつれて胃がん発症の
リスクは、いっそう増大していきますから
胃の萎縮(老化)と、ピロリ菌の存在は
胃がんの危険性を示すサインといえます。
気になるペプシノーゲン検査の
金額などについては、
また後日書かせて頂きます。