アメリカでは1970年代から
がん、心臓病、脳卒中などの病気が
国家の財政を圧迫していることが
問題視されるようになりました。
あまりに多い心臓病やがんに対し
国は医療改革を掲げ、
国民の栄養と病気の関係を
徹底的に調査することに
その研究結果が、
『アメリカ合衆国上院栄養問題特別委員会報告書』
(通称:『マクガバンレポート』)です。
この中では、
「がん、心臓病、脳卒中などの生活習慣病
は、肉食中心の誤った食生活がもたらした
病気であり、薬では治らない」と
指摘され、食生活と病気の関連が
初めて公式の場で明らかにされました。
がんを減らすには
食生活を変える必要があることが
わかったのです。
これをきっかけにアメリカでは
肉食中心の食生活が見直され、
同時に栄養を重視し、予防医学にも
目が向けられました。
このおかげで
がん死亡者数が抑えられ、高騰していた
医療費の大幅削減ができたのです。