暑いし、怠いし、
アイスクリーム
が好きなもので、つい
神経障害は、血糖コントロールが悪い人に
出てくる合併症です。
高過ぎる血糖が、じわじわと神経を
むしばんで本来の機能を奪っていくもので、
HbA1cが7.0％以下なら殆ど発症しませんが、
7.0％を超えた状態が続くと
およそ3年程度で兆候が出始める
可能性が高いです。
神経障害はおもに抹消神経と自律神経
に出ます。
抹消神経は、痛い、熱いなど、
感覚を感じとる神経で、
自律神経は、体温調節や心臓の動きなど、
自分ではコントロールできない動きを
調節している神経です。
最も多い自覚症状は、しびれや痛みなど
抹消神経が中心の足の感覚異常ですが、
自律神経が障害されると
【心臓】
胸部圧迫感、運動をしても脈に変化が無い
【血圧】
立ちくらみ（起立性低血圧）
【胃腸】
胃腸の働きが乱れ、下痢と便秘を繰り返す
【膀胱】
尿が溜まっても 尿意を感じない。
膀胱炎を繰り返す。
【生殖器】
勃起障害(インポテンツ)
他にも味覚障害、発汗異常など
自律神経が関係しているあらゆる範囲に
症状があらわれる可能性があるのです
さらに自律神経の障害が進行すると、
痛みを感じ難くなるため心筋梗塞の胸痛発作に
気が付かない危険性もあり注意が必要です。
神経障害は、糖尿病からの警告と思います。
基本的な対処は血糖値のコントロールですが
時期を逃すと血糖コントロールも効かなく
なります。
日頃から食事、運動、睡眠、ストレスなど
生活習慣に注意したいものです。
