今日は今年最高の暑さでした。![]()
水分不足にはご注意ください。![]()
昨日は糖尿病の合併症について触れ
ましたが、毎年なんと約3,000人が
糖尿病網膜症で視力を失っています。![]()
そして50~60代では失明原因の第1位が
糖尿病網膜症となっています。![]()
網膜にはりめぐらされている毛細血管が
高濃度の糖に長期間さらされることで、
毛細血管が壊れ始め、破けたり、詰まっ
たりします。![]()
そして、
初期には症状はあまりありません。![]()
糖尿病網膜症による失明が多いのは
発見が遅れることが最大の理由です。
自覚症状を感じたときには、網膜症が
かなり進行していることが殆どです。
糖尿病網膜症がある程度進むと、
視野の中に煙の煤のようなものや、
蚊のような小さな虫が飛んでいるよう
に見える「飛蚊症」が現れます。
また、網膜で出血が起こると、
視野に黒いカーテンがかかったような
感じがします。
更には突然、視力の低下をもたらします。
時々、血糖値の高い方で
「目の方は健康診断で眼底検査も
行っているから大丈夫」といわれる方が
おりますが、糖尿病網膜症の場合は
精密眼底検査といって検査用の目薬をして
検査をしないと十分ではありません。
また目薬により、数時間程ぼんやりします
ので車やバイクでの来院は不可となります。
糖尿病と診断されたら眼科への定期的な
受診も必須となりますが、
糖尿病を治療するうえで目の配慮も
してくれる糖尿病専門医にかかることも
病院を選ぶポイントと言えます。![]()

