みなさん、こんにちは
天気も不安定な一日でしたが
いかがお過ごしでしたか
前回は胸部CT検査の精度について
従来から肺がん検診として行われている
胸部Ⅹ線検査より、10倍も肺がんの発見率
が良い事に触れました。
H26年度の肺がん検診のデータでは
胸部Ⅹ線検査を10,000人が受けると
要精密検査となる人が220人いて、
肺がんの見つかった人は5人でした。
CT検査ではこの10倍の発見率ですから
凄い事です。
これだけでも素晴らしいのですが
装置は日々進化していて、受診者の人は
台の上に仰向けになり、位置を合わせた後
アナウンスに従って息を吸って止めている
僅か数秒の間に肺全体の撮影は終了し、
体を輪切りにした画像が出来上がるのです。
時間も短時間で楽な検査であると言えます。
そしてもう一つ、
Ⅹ線量の少ない低線量CTの普及により
通常行われるCT検査の1/5~1/10のⅩ線量
で検査が可能なのです。
ただ、通常のCT装置の方が、低線量CTより
もⅩ線量が多い分、検査精度は良いです。
もし、CT検査を受けられるのであれば
予め低線量CTかどうか、聞いておくの
も良いと思います。