みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
かなり寝不足で辛いです。
肺がんの死亡数が多い理由については
肺がん検診における肺がん発見の精度が
低いことや、またその他にも肺自体が
心臓や脳と同じように生命維持に欠か
せない臓器であることもあります。
そして、肺は喫煙の影響を受けやすく
タバコが肺がんを促しているといえます。
そのため50歳以上で
1日の喫煙本数×喫煙年数の数値が600以上
の人は肺がんのハイリスク群とされて
いるのです。
肺がん検診において、ハイリスク群に
該当する方々は胸部Ⅹ線検査に加えて
喀痰細胞診も一緒に行うのが、どこの
自治体でも一般的です。
喀痰細胞診(喀痰検査)は
口から痰(たん)を採取して、痰に混ざった
細胞を顕微鏡で調べ、がん細胞がないかを
調べる検査です。
気管支に出来るがんでは、がん細胞が
痰の中に剥がれ落ちることがあるため、
痰を調べてがん細胞がないかを判断
するのですが、本当にがんが存在する
場合に正しく検出されるのは30%程度と
低く、そのため3日分(3回)の採取を行い
検出の精度が上がるようにしています。
しかし、胸部Ⅹ線検査と同様に初期の
小さながんの発見は厳しいのですが、
肺がんによる死亡率減少の効果はでおり、
身体の負担もなく簡単に受けれるメリット
は評価されています。
たとえ結果が陰性(ー)であっても
がんが存在しないという意味ではないので
ハイリスク群の方は定期的な検査を受ける
ことで見逃しの対策にして頂きたいです。