健康診断やがん検査の現場で働いていると
よくこんな事を耳にします。
「普段から健康だから検査なんて
必要ないと思うんだけど、
会社からの指示で仕方なく・・」
という受診者や
「至って健康なのに
受診しないと家族がうるさいんで」
など、
検査に消極的なんだなぁ、と感じます。
こちらとしては、来年また来ようと
気分良く帰って頂くために
一段と気持ちが入る場面でもあります。
ここで
「もう2度と来ない」、と思うか
「また来よう」と思えるかで
受診した人の人生を左右する瞬間でも
あるように思います。
がん検診は
まだ症状として現れない早期のがんを
みつけますので
症状が無い。すなわち健康とおもっている
人にとっては必要性を感じないかも
しれません。
しかし、以前から書いているように
がん患者は加齢と共に増えています。
がんは老化現象の一つです。
いくら自分は健康で老いていない
と思っていても
中年にもなれば
白髪が生えてきたり、シワが増えたり
老いていないと思う気持ちとは裏腹に
体の老化は進んでいます。
日々がんになり易い体へと
進んでいる訳です。
体は毎日24時間働いています。
そして少しづつ老朽化へと向かっています。
健康な状態を維持するために
時々の点検は必要なのです。