前回、病院は価格で混雑度合いの
調整をすることができないことに
触れてみました。![]()
同じ金額なら腕のいいところ、評判の良い
病院に誰でも行きたがるのです。![]()
そして今回、2つ目の理由は、
「患者の受け入れを断ることができない」
ことです。
一般のサービス業であれば、
状況にお応じてお客様を「お断り」する
ことができます。
例えば、
美容院では予約で一杯なので・・
と断られたり、![]()
飲食店などでも、閉店の時間なので・・
と断られたりします。![]()
![]()
病院も一般のサービス業と同じように
断れないのか
という考えも生まれますが
そんなことしたら評判がガタ落ちですね![]()
それは置いといて
医師法には診察の求めがあった場合、
正当な事由がなければ、断ってはいけない
という規定があります。
医師には診療に応ずる義務があるのです。
そして、これを応招義務といいます。![]()
そんな義務が無くても、断らない
世の中であって欲しいものですが![]()
症状の酷い患者さんの場合には
既に待っている人よりも先に診察を
受けてもらうことも多々あります。![]()
状態の緩和はもちろんですが、
原因を特定するためや、他の病院へ
行ってもらうなどの対処が必要になる
ケースもある為です。![]()
倫理的にも止むを得ないと思うのですが
待ち時間に大きく影響するのも事実で、
実際にクレームも多くなります。![]()
このような場合も想定して
いかに時間短縮の工夫がなされているか![]()
は病院の患者さんに対するサービス心が
評価される部分であると思います。
考えて動いているな、と思えたら
優秀な病院かもしれません。![]()

