貧困層ほど肥満が多い

先進国の肥満の現状と、予防策の費用対効果について、経済協力開発機構(OECD)が以前に発表したものですが
 
 
最近の肥満は「貧困層」に多いといいます。

安価で高カロリーな加工食品が増えたことと、
健康に関する知識が未成熟なことなどが背景にありそうです。ハンバーガー

日本を除く9ヶ国を対象にした調査では

所得
女性は、アメリカ・韓国など6ヶ国で所得や社会的地位が最も低い層で肥満のリスクが最も高かったといいます。

男性は、オーストリア・フランスでは所得などが低くなればなるほど肥満が増えたといいます。

また、スウェーデンの研究では、肥満の人の所得は正常な体重の人より18%少なかったといいます。

教育
オーストラリア・カナダ・イギリス・韓国では、女性は教育を受けた年数が長いほど肥満率が低い傾向がありました。

失業率
アメリカでは、女性全体の失業率約30%に対し、深刻な肥満の白人女性の失業率は40%を超えています。

アメリカ企業には、「肥満の人は生産性が低い」という思い込みがあって、肥満でない人を採用する傾向にあり、所得格差の一因になっていると報告書では考察しています。
 
 
確かに日本でも貧乏なとき、僅かなおかずと大量のごはんで空腹を満たしますよね
 
炭水化物はブドウ糖(糖分)に分解されエネルギーになりますが、余った分は中性脂肪となり蓄えられます。おにぎり
 
ですので貧乏が肥満につながるのは分かる気がします。
 
 
また一般的に富裕層では健康意識が高く、バランスの良い食事が取られタバコを吸う人も少ないと言われています。