健常な方と比べて、糖尿病患者は
寿命が短いといわれていますが、
糖尿病自体が死因になっているのではなく
殆どが合併症を引き起こしたことに原因が
あります。
血糖値やHbA1cが正常な方にとっては
高血糖は無縁に思われるかもしれませんが、
2017年の厚生労働省の発表で
糖尿病有病者は1,000万人に
予備軍を合わせると2,000万人になり
成人の5人に1人が糖尿病か予備軍
ということです。
そして、年齢を増すごとに糖尿病の有病率
は増えており、現時点で血糖値が正常でも
将来的に安心はできません。
私は日頃から合併症に関する検査に携わり
糖尿病の患者さんに接しています。
そこで感じることとして、
「糖尿病になることで強いられる負担」
というものがあることです。
恐らく糖尿病になる前は知る由もなく、
糖尿病になって初めて直面する人が
殆どではないかと思います。
予め、それを知るという事は
糖尿病の予防に繋がるかもしれません。
糖尿病は基本的に完治することがない
と考えてよい病気です。
しかし、血糖値を上手くコントロールする
ことで合併症の予防は可能で、健常な人と
同じように長生きもでいます。
ただ、糖尿病と診断されると
経済的負担
精神的負担
時間的負担
肉体的負担
を背負うことになると感じます。
どういうことなのか は
今後解説していきます。