みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
前回は
ということで
近年、女性に増え続けている乳がん、
そして同じように増えている睡眠不足
この二つの間に関係性があるのか否か
睡眠時間と乳がんの発症リスクについて
調査した国内の研究をご紹介しました。
日本人は深夜1時過ぎまで起きている
割合が高く、世界の中でも最も夜更かし
な国民です。
どれくらいの睡眠を取るかは日々の様々な
ことに比べれば取るに足らないことに思え
るかもしれませんが、単なる集中力不足や
ストレスを招くだけでなく、長期的にも
健康に重大なリスクをもたらす可能性が
あるということで、一日6~8時間の睡眠を
心掛けたいです。
他にも近年、乳がんが増えるのと同じく
女性に増えているのが「飲酒」です。
1988年頃の女性では
お酒を飲む人、殆ど飲まないが飲める人
の割合は50%程度でしたが
30年経った最近では70%を超えています。
では乳がんとの関連はどうか、というと
欧米の研究では数多く発表されていて
国際的な評価は飲酒が乳がんリスクを
高めるのは確実とされています。
国立がん研究センターによる研究で
40~69歳の女性約5万人の方々を対象に
2006年までの平均約13年間の追跡では
期間中に572人に乳がんの発生を確認し
飲酒の習慣について
飲んだことがない
時々飲む(月に1~3日)
週にエタノール換算で150g以下の飲酒
週にエタノール換算で150gより多い飲酒
のグループに分けて乳がんの発生率を
比べた結果を発表しています。
ちなみに
エタノール換算で150gに相当する飲酒量は
日本酒なら約7合、ビールなら大瓶約7本、
ワインなら約14杯(1杯100ml)です。
「飲んだことがない」グル-プに比べて、
飲酒量が多い、つまり「エタノ-ル換算で
週150gより多く飲酒」のグル-プでは
乳がんリスクが1.75倍高い結果で、
他のグループでは有意差は見られ
ませんでした。
また、閉経前と閉経後に分けてみると
閉経前では「飲んだことのない」グループと
比べて、飲酒量の多いグループで1.78倍の
乳がんリスク上昇が認められました。
閉経後では、飲酒量の多い女性が少ない
ものの飲酒量が増えるにつれてリスク上昇
の傾向が認められました。
国内の研究でも飲酒量が多くなると
乳がんになりやすいということが、
裏付けられた感じです。
国際的評価と同様、日本人においても
お酒を飲み過ぎないことが乳がん予防に
つながるのは確かということです。
では、今日もよい1日を、体に感謝を!
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