近年、太ももの付け根の骨を骨折する
65歳以上の高齢者が急増しています。
理由は高齢者人口が増えてきている為で
年間20万人以上にのぼるというから
とても衝撃的です。
太ももの付け根の骨とは
大腿骨の上端付近で、大腿骨頸部の
周辺を意味します。
そこを骨折すると
1年以内の死亡率は10%以上といわれ
理由はさまざまですが、
寝たきりによる心肺機能の低下なども
影響していると言われています。
高齢者が1週間寝ていると筋力は20%低下、
2週間で36%、3週間で68%と低下して、
もとの生活に戻るのが困難になり、
骨折が治ったとしても寝たきりのまま
となるケースが後を絶たないのです。
寝たきり = 要介護の始まりに
大腿骨頸部骨折の原因は9割以上が転倒で、
転倒といっても派手なものではなく、
「部屋の中でつまずいた」「尻もちをついた」
「部屋の段差に足を引っかけた」など、
ちょっとしたきっかけから倒れ、骨折を招く
ケースがほとんどなのです。
骨が脆くなると、その程度でも
骨折を起こしてしまう訳で大変
次回、大腿骨頸部骨折の予防について
書いてみます。