みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
前回は
ということで、便潜血検査で陰性であっても
見逃されている「がん」は多いこと![]()
また反対に便潜血検査で陽性と
なっても、実際に精密検査を受けて
いる人の割合が少ないこと![]()
そして精密検査の受け方、その理由
について書いてみました。![]()
便の検査では、がんは見逃されるし、
陽性と出ても精密検査を受ける人は
多くないし、という現状
これでは何のための大腸がん検診か
と思いませんか![]()
今回はそのあたりに触れたく思います。
そもそも、大腸がん検診に限らず、
がん検診の目的といいうのは
すべての人の健康を”がん”の脅威から
守るためのものではありません。
ですから、
「検診で異常なかった。」
「判定が陰性だった。」
としても喜ぶには値しないのです。![]()
どういうこと![]()
ってなりますよね
がん検診は別の言い方をすると
集団検診とも表現されますが
あくまで
「集団全体の死亡率を下げる」
のが目的であると感じています。
早期発見ができて
死亡率が下がれば目的達成![]()
といえます。
大腸がん検診であれば、けっして大腸の
隅々までを念入りに調べているのでは
ないのです。![]()
仮に便潜血検査で陰性であったとしても
その精度自体がそれほど高いものでは
ないことを知っておく必要があります。![]()
しかし、精度が高くなくても肝心なのは
毎年受けること ![]()
なのです。
なぜなら、
大腸がん検診を受け続けることで、
大腸がんによって死亡する確率が
約90%以上減らせると報告されています。
精度は低いですが毎年受ける事で
手遅れになる確率は低くなるでしょう。![]()
また、便潜血検査の精度を表すデータ
として、大腸がん検診を毎年受けていると
大腸がん、大腸ポリープなどが無くても
一生のうちに約20~25%の人が陽性、
即ち精密検査となるという報告もあります。
これを最初から知っているだけで
大腸がん検診の見方や
心の準備が違ってきませんか?
では、今日もよい1日を、体に感謝を ![]()


