みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか
前回は
ということで、自分にあった内視鏡検査を
カスタマイズする有用性をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか
内視鏡検査は急速に進化していて
胃カメラ(内視鏡検査) = 苦しい
という時代は過去のことになりつつあり
ます。苦痛がかなり軽減されたという
受診者の声を良く聞きます。
胃がん検診として、全国的に内視鏡検査が
行われるようになったのは、2016年度から
のことで、それまで内視鏡は厚生労働省から
推奨されていませんでした。
そんな歴史もあり、それまで胃がん検診で
内視鏡を取り入れている自治体は、ほんの
僅かしかなく、検査精度を示すデータが
少ないのが現状です。
しかし、検診による見逃しは実際どの程度
あるのか気になるところです。
また内視鏡検査も、検査をする人の技量に
より、その精度が大きく左右されます。
見逃しを防ぐための対策も重要です。
新潟市では検診の内視鏡、全例に専門医に
よるダブルチェックを実施しています。
その結果、内視鏡による検診で
がんの存在があるのにもかかわらず
「異常なし」と診断された率、
すなわち「見逃された率」は、約5%
であったとのことです。
胃がんのある人、100人が検査を受けたら
95人が見つかる確率です。
そして、専門医によるダブルチェックで
2人目の段階で拾い上げられた胃がんは、
発見された胃がんの17~18%に上る
ということで
もし1名による診断のみであったとしたら
胃Ⅹ線検査の方が精度が良いということに
なるかもしれません。
内視鏡検査では通常、検査する人と診断
をする人は同じで、1名による診断です。
そして熟練した人1名による検査と診断では
がんを正確に見つける率は95~98%程度と
いわれていますので、やはり技量による
問題が大きいのかもしれません。
胃がん検診で内視鏡を選択する場合は
検査をする人が熟練した医師か、そして
専門医によるダブルチェックが行われて
いるかは、重要なポイントといえます。
では、今日もよい1日を、体に感謝を