みなさん、こんにちは
夏季休暇ももう終わりという方も
おられると思いますが、
どんな休暇を過ごされましたか
とにかく休みが続くと暴飲暴食に
なりがちで、今太り気味です。
なので今日はキャベツの千切りが中心の
食事でバランスをとった感じです。
+-で”0”とはなりませんが、
この意識と行動は必要と思います。
さて、今はがん検診のシーズン中で
これから胃がん検診を受ける方には
是非、知っておいて頂きたい内容です。
胃Ⅹ線検査は苦しい、大変と言われる
理由の一つに検査台の上で様々な動きを
求められる事が挙げられます。
動くこと自体のしんどさもありますが
動きを間違えたり、緊張から掛け声が
うまく理解できないといったことも
起こります。
実は
この動き(体位変換)にもポイントが
あるのです。
最初の立っている状態から台を倒したあと
初めに行うのは右周りの3回転です。
これは医療機関により撮影順序や撮影枚数の
違いがあり一概に言えませんが、一般的には
台を倒して3回転回ります。
この動作で胃全体にバリウムを付着させて
いきます。
そして、重要なのはココ
ここでも胃の形態を確認しましょう。
胃の出口は右側(右下)にあります。
仰向けで寝た状態から、右横向きになると
出口が下にくるため、飲んだバリウムが
流れ出てしまうのです。
そうすると、胃の中のバリウムが少なく
なるのですが、問題はそれだけではなく
過度に十二指腸へ流れ出てしまうと、
肝心の胃と重なりあってしまい、診える
範囲が限られてしまうのです。
これは検査精度を落とす要因になりかね
ません。
画像は十二指腸が重なった状態
では、どうすれば良いのか
右側を下にして止まらない事、
右側を下にするときは出来るだけ急ぐ事
です。
この右回転の動作は検査をする我々も
緊張する瞬間です。
そのため胃の出口側の検査・撮影は
十二指腸へ流れ出る量の少ない前半に
行います。
ちなみに、一連の検査の過程では
右を下にした状態での撮影も行うのですが、
その時は右側を向いて止まるように
伝えます。今回のポイントは検査前半の
右回転でのことです。
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胃の検査を受けられる場合は
「右を下にするとバリウムが出てしまう」
そこだけを意識して頂きたく思います。
これを知っているだけで胃Ⅹ線検査では
レベルの高い受診者です。
他の動作で動きを間違えても
それ程問題ではありません。
そんなこともあり、右を下にして行う
撮影は検査の中盤以降に行うのです。