みなさん、こんにちは
暑さで職場に居たいこの頃です。
前回はABC検診の問題点について
触れましたが、100%確実な検査というのは
存在せず、別の検査との併用が検査精度を
高めることになります。
また、胃がんはピロリ菌や粘膜萎縮の影響
によって発症するものばかりではないこと
を考えると、ABC検診のみで胃がんの
危険性を判断するのは少数とはいえ見逃し
に繋がるケースも出てきます。
厚生労働省はABC検診を自治体などが
主催する胃がん検診として推奨はして
いませんが、それでも自治体の中には
胃がん検診としてABC検診を取り入れて
いるところもある程で、検査として魅力的
というのがわかります。
ただ忘れていけないのは、自治体にとっては
地域全体のがん死亡率を下げることが目的で
あると同時に、低予算で効率良く、安全に
出来る検査であることが前提でもあります。
けっして市民全員を救うことを目的として
いないことを知っておく必要があります。
ではABC検診は、厚生労働省による推奨
はありませんし、受けた方が良いのか、
どうなのか?という疑問も生じますが、
要は活用のしかた次第と言えます。
冒頭に書いた通り、検査の落とし穴や
弱点をいかに補うかです。
日本人に最も多い”がん”は胃がんですが、
ここでは効果的な検査の受け方、
がんの見つけ方を書いていきたく考えて
います。