みなさん、こんにちは
とにかく毎日が暑いですが
いかがお過ごしでしょうか
さて、
ピロリ菌に感染している胃の粘膜は
炎症が起こり、それが長い期間続くと
慢性胃炎となり、更に長く続くと
今度は萎縮性胃炎になります。
萎縮とは、胃の粘膜が薄く痩せてしまう
状態です。これが徐々に胃全体へと広がっ
ていくのです。
慢性胃炎から萎縮性胃炎へと進むにつれ
胃がんのリスクも高まります。
また、萎縮を胃の老化と呼んでいますが
原因の殆どがピロリ菌によるものです。
では、ピロリ菌の除菌をすれば
胃がんのリスクを無くせるかというと、
胃がん発症の危険性は下がりますが、
ゼロにはなりません。問題なのは
除菌をした時点の萎縮の状態によります。
ですので
ピロリ菌の除菌が出来た場合は、同時に
胃粘膜の萎縮のについても調べた方が
よいと考えます。
萎縮を調べるには胃内視鏡や胃Ⅹ線検査で
わかりますが、萎縮の度合いのみならず、
がんの有無もわかるメリットがあります。
しかし萎縮の有無のみを知るのであれば
もっと簡単に採血で調べる方法もあります。
ペプシノーゲン法と呼ばれています。