日頃から運動することも無く、
食事も不摂生となると
がんや生活習慣病になりやすいのは
何度も書いていますが
悪い生活習慣から後々回ってくるツケは
これだけではないのです。
今回、検査結果を左右する要因として
4つ目は
「受診者の状態」といえます。
これもいろいろありまして
例えば、検査によっては食事制限を求め
られたりします。
これは殆どの場合、検査の精度を良く
する為で、食事制限が不十分であれば
小さな”がん”を見つけるのは厳しくなる
のです。
また他にも、高齢者に多くなりますが
検査時に息を止めるのが困難であったたり、
一定の姿勢でいるのが辛いケースでは
十分な検査ができない可能性もあります。
検査には受ける人の協力が不可欠
といえます。
そして、なんといっても
画像検査で検査の質を損ねるのが
「肥満」です。
特に内臓脂肪型の肥満です。
検査の内容により影響度合いは異なり
ますが、脂肪により画像の鮮明さに欠け、
また診える範囲が減少するなど出てきます。
今後は各検査の解説でこういった事も
さらに書いていいこうと考えています。
検査において肥満がメリットに作用する
ことは無いと思います。
ちなみにX線検査の場合は
肥満の方は被曝量も多くなります。