前回、がんはかなり進行した場合でも
症状や体の異変に気づけていないことが
多いという現状をお伝えしました。
日頃から健康状態も良好だと
今ひとつ検査の必要性が乏しく感じる
のもわかります。。
しかし、普段はそんな思いの人でも
体の異変なのか、気のせいなのか
敏感になるような時があるのが
医療の現場で働いていると
わかります。
どんな時かというと
同年代の身近な人ががんを患った時です。
今までは自分は未だ大丈夫だろう、
と思っていたのが、一変してがん検査を
受けなくてはいけないと思う
きっかけになっているみたいです。
「検査をしたことがないんですけど
知り合いが、○○のがんになって
心配になりました」というのは
割と多いです。
それまでは健康でいることが
あたりまえの状態であったのが
打ち砕かれていくかのようです。
他にも
いつも見ている超有名な芸能人が
がんで闘病中で、早期発見の大切さを
切実に訴えると、がん検診の受診率が
上がる傾向にあるということは
データとして明らかになっています。
人間は必要性や欲求がないと
行動できない生き物なのでしょうが
実際に行動に移すかどうかは
案外大きな分かれ目かも知れません。