女性に骨粗鬆症が多い理由として
妊娠中や出産後のリスクについて
触れてきましたが、

もう一つ、授乳も考えられます。

日本人の場合、0~5ヵ月児における
一日の母乳中のカルシウム量は約200mgと
いわれています。
そして、授乳期間を通じて母親の
骨量低下は3~10%にも及ぶとされています。
しかし 



授乳を終了すると
骨密度は半年以内に速やかに回復する
という報告もあります。

仮に、そうであったとしても
日々、十分なカルシウムが摂取されていて
骨に貯蔵されればよいのでしょうが
日本人がカルシウム不足であることを
考えると、骨の健康状態として
疑問は残ります。
厚生労働省による
平成27年「国民健康・栄養調査」では
女性の平均カルシウム摂取量は
20~29歳では427㎎/日
30~39歳では430㎎/日
です。

カルシウムの1日の推奨量は
女性で650mgでカルシウムは不足と
されています。

ちなみに
耐容上限量は2,500mg/日ですが、
通常の食事で上回ることはありません。
骨粗鬆症を予防するために
もっと日頃から
カルシウム ⇒ 骨の材料となります
ビタミンD ⇒ 骨代謝を盛んにします
ビタミンK ⇒ 骨の形成を促します
を意識しなくてはいけないと
考えます。
