前回は妊娠によって起こる
女性の体のリスクについて、
カルシウムの大切さに触れました。

女性は自分の身を削って、胎児に栄養を
与えているといえます。

本当に頭が下がります。

しかし、
女性の骨粗鬆症のリスクについては
妊娠中だけでなく、出産後も起こります。
妊娠中は女性ホルモンであるエストロゲンが
分泌されていて、カルシウムの流出が
抑えられてはいますが
出産直後から半年は、卵巣が休息の状態で
女性ホルモンの分泌は極端に低下し、
つまり、更年期と同じ状態になって
しまっています。

更年期の状態とは、
女性ホルモンの分泌量が減少することで
様々な不調が起きてくることで、

エストロゲンの分泌量が低下すると共に、
骨量も急激に減少し、骨粗鬆症も進みます。
ですので
女性の方は出産直後のリスクを考えると
妊娠前から丈夫な骨を維持することが
後々の「健康」や「生活の質」において
非常に重要な意味をもってくると
言えます。
