糖尿病は健康寿命が短いだけでなく
要介護になる率が高い疾患です。
そして要介護は歩行寿命と密接に
関係しています。![]()
その糖尿病で、最も早く現れる症状は
「末梢神経障害」によるものですが
多くは足先に症状が出てきて![]()
しびれる、痛い、そして感覚が鈍くなり
ケガをしても気がつかずに放置して
感染症を起こすことがあります。![]()
また、糖尿病は動脈硬化の進行が速く
細い末梢の血管、特に心臓から遠い
足先では血流障害が起こり易いです。
この足の動脈硬化は「閉塞性動脈硬化症」と
呼ばれており
歩くと足が痛い、足が冷たい、しびれる
といった症状がでることがあります。![]()
「末梢神経障害」や「閉塞性動脈硬化症」に
よる足の病変は「糖尿病性足病変」といわれ
糖尿病において最も多い症状です。![]()
私が現場で患者さんから聞いた症状では
足が痺れる、感覚が低下してきている
足が痛くて歩けない、は勿論多いですが
それによって、歩行に障害が出たり、
車のアクセルが感覚が分からず踏めない、
靴擦れや水虫を放っておいたら悪化し、
壊疽(えそ)が起こってきたなど![]()
あります。
神経が障害されているので痛みを感じず
気が付いたときには足の切断という
事態に至っていることもあります。![]()
いつまでも自分の足で歩けるように
普段から足を観察し、清潔に保ち、
水虫などを積極的に治療する
フットケアが重要です。![]()

