みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
前回は
ということで、毎日の飲酒量により
日本人の大腸がん発生率に違いがあるのか
を調べた調査研究がありましたので
ご紹介いたしました。
他の研究では、1日のアルコール摂取量が
15g増えるごとに男女とも大腸がんリスクが
約10%増えると推定もされています。
ちなみに日本酒1合でアルコール23gです。
さて、
前回と同じく40~69歳の男女約9万人
の方々を10年以上追跡した調査にて
喫煙による大腸がんへの影響を見てみると
タバコを吸わない人を基準として
タバコを吸っている人、タバコをやめた人
を比較した場合、
男女ともにタバコを吸っている人は
大腸がんの発生率が1.4倍でした。
タバコをやめた人も1.3倍でした。
この結果から、
もしタバコを吸う人がいなかったとしたら、
男性の大腸がんの約22%は予防できたはず
と推測されています。
女性は喫煙者が非常に少ないので、タバコを
無くして得られる予防効果は小さいですが、
喫煙そのものの大腸がん発生率への影響は
男性同様と考えられています。
また、男性の結果に限りますが、
お酒を飲まず、タバコも吸わない人を基準
として、1日平均で2合以上のお酒を飲み、
しかもタバコを吸う人は、
大腸がんの発生率が 3.0倍でした。
そして、お酒とタバコどちらか、或いは
両方の習慣がある人と、
どちらの習慣もない人との
大腸がん発生率の比較をした結果から
もしお酒を飲む人、タバコを吸う人が
いなかったならば、
男性の大腸がんの約46%は予防できたはず
と推測されています。
お酒とタバコが大腸がんに与える影響は
非常に大きいと思いませんか
では、今日もよい1日を、体に感謝を