みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
前回は
ということで、大腸がんと大腸ポリープの
関係に触れ、良性の大腸ポリープでも
“がん化”するということ
そして、”がん化”する要素をもった
良性ポリープは非常に高い確率で
発症していることについて
書いてみました。
年齢が上がるほど大腸ポリープは
我々の身近な存在になっているのが
現状なのです。
ところで
アメリカでは、50歳以上の大腸がんは
発症率、死亡率が共に減っていて
それが大腸がん検診の影響といわれて
います。
一つに検診の受診率が毎年上がっている
ことが挙げられ、実に60%以上です。
(日本の受診率は未だ40%を超えたくらい)
そして、受診率が増加するにつれて
大腸がん発症率は低下しています。
2008~2015年のガイドラインおける
アメリカの大腸がん検診は
50歳を過ぎたら
便潜血検査、S状結腸内視鏡、全大腸内視鏡
のいずれかを選択して行われ
便潜血検査は
便に血が混じっていないかを調べる検査
S状結腸内視鏡は
肛門からS状結腸までをカメラで診る検査
全大腸内視鏡は
肛門から一番奥の盲腸まで診る検査
でして
検診を受ける人が多くなることで
大腸がんのみならず、良性ポリープの
発見も増えており
がん化する前の小さなポリープの段階で
内視鏡で切除してしまえば、大腸がんを
予防することに繋がる訳です。
大腸がんの早期発見だけでなく、
がん化する前の発見にも、検診は
効果的ということでしょう。
アメリカと日本では少々検診が異なります
ので、日本の大腸がん検診についても
今後は触れていきたく思います。
では、今日もよい1日を、体に感謝を