みなさん、こんにちは
今日も暑かったです。
いかがお過ごしでしょうか
このところ血液でわかる胃がんの危険度
について書いていますが興味をはお持ち
頂けましたか
ABC検診は胃がんリスク検診ともいわれ
その時点での胃がんになる危険性を判定する
ためのものであって、今胃がんを発症して
いるかどうかを知るための検査ではありま
せん。
現在のABC検診の診断精度に触れると
ピロリ菌の感染が無く、粘膜の萎縮も無い
健康な胃、すなわちA群であっても
胃がんにならないとは言えず、
ABC検診でピロリ菌(-)、粘膜萎縮(-)
であったとしても、実際にはピロリ菌が存在
していたり、粘膜萎縮があったりする
偽A群となることもあります。
また、
胃がんの98%以上はピロリ菌が原因ですが、
稀にピロリ菌と無関係の胃がんも存在して
います。
ABC検診だけで胃がんのリスク別に分けて
しまうと、胃がんを見逃す可能性も否定
できないのです。
その為、胃Ⅹ線検査か内視鏡検査を合わ
せて行うことが必要に感じます。
では、ABC検診は無効なのかというと、
そうではなく、ピロリ菌の感染率は
中高年から高齢者へと年齢が増すごとに
高くなるので、血液検査(ABC検診)と
画像検査(胃Ⅹ線検査や内視鏡検査)で
胃がん危険度を判定し、危険群は定期的な
画像診断をするようにすれば受診者側の
負担を減らすことができるという意見も
多いです。
血液検査の結果が陰性でも、40歳を超えて
胃Ⅹ線検査や内視鏡検査といった画像検査
の経験がないのであれば、胃がん対策として
一度は画像で診断することをお勧めします。