いつも検査をする前は平常心を心掛け
不快になりそうな場所や人には近づかない
ようにしていますが、この業界は結構そう
いった人が多いのです。
皆さんも、感情が乱れていたり、集中できて
いない人に診てほしくないですよねぇ
前回は、検査結果を左右する要因の1つ目
として「検査する者の技量」を書きましたが、
2つ目は
「読影力(どくえいりょく)」です。
読影とは、検査画像から診断することで
画像から所見を読み解くといったような
表現がなされています。
読影は医師や検査をした診療放射線技師が
行い、所見の有無や、所見があるのなら
それは何なのかを診断するわけです。
所見を読む力は人それぞれで、読影した
人により所見や診断が変わるのはよくある
ことです。
例えば、優れた読影力で小さながんを
見つけることもあれば、逆に読影力が
乏しく進行がんを見落とすことも起き
てしまいます。
また、
前回書いた「検査する者の技量」には
読影力も関係しており、検査担当者は
撮影技術だけでなく、読影力がないと
画像の良否、すなわち診断に適した
画像かを識別することが困難となり、
最良の検査には至らないのです。