質の良い睡眠が得られない。
知らないうちに騒音で迷惑を掛けていたり
近年、「いびき」が原因で医療機関を
受診する人が増えています。
普段は「いびき」をかかないのに、
疲れたときやお酒を飲んだときに限って
いびきをかく、という人もいるでしょう。
これは「散発性のいびき」です。
一方、寝ているときは何時もいびきをかく、
という場合は「習慣性いびき」です。
危険なのは、習慣性いびきで
習慣性いびきの人は全人口の約20%、
中高年では40~60%にも上ると推定
されていて、他人事ではありません。
特に注意を要するいびきは、
音が時々止まるいびきで
グーグー、ガーガーと、
いびきをかいていたのに、
ピタッと突然止んで、静かになる。
暫くして急に轟音で再開される
いびきがあります。
実は、いびきが止んでいる間は、いびきを
かいていないどころか、呼吸そのものが
止まってしまっています。
この、睡眠中に呼吸が数十秒間も止まる
発作を、ひと晩に何十回も繰り返し、
そのたびに反復していびきをかくものは
「睡眠時無呼吸症候群」かもしれません。
「睡眠時無呼吸症候群」は、
日中の眠気が生じたり、
昨日書いたように糖尿病など命に関わる
生活習慣病のリスクを高めることにも
なりかねません。注意が必要です。
次回、「睡眠時無呼吸症候群」について
さらに書いてみます。