みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
前回は
ということで、毎年の健康診断で受ける
採血、その血液項目に必ず含まれている
中性脂肪の値が、もし高かかったら・・
それは大腸腺腫が発生しやすいという
報告の研究をご紹介しました。
そして中性脂肪の値が高いと
発生する大腸腺腫の数も増えてくる
ことも明らかになっています。
また、前回紹介したのと同じ研究で
血液検査による中性脂肪の値をもとに
4つのグループに分け、大腸腺腫の発生
リスクを比較した調査内容では
喫煙したことがないグループと、
喫煙グループ(現在または過去喫煙者)で
それぞれ中性脂肪の値と大腸腺腫の関連
についても報告がされていて
そこでは、喫煙したことがない場合には、
中性脂肪の影響ははっきりしませんでした。
反対に喫煙グループでは関連が見られ、
中性脂肪の値が高くなるにつれて
大腸腺腫の発生リスクが高くなり、
中性脂肪の値が最も高いグループの
大腸腺腫リスクは、最も低いグループの
1.5倍になっています。
喫煙の影響が最も大きく現れたのは
大腸腺腫が3個以上みつかったケースで
中性脂肪の値が最も高いグループでは
最も低いグループのの3.4倍でした。
前回からのデータをまとめると
中性脂肪の値が高い人ほど、
大腸腺腫を持っている確率が高い傾向で、
その数が多いことがわかりました。
そして、その影響は喫煙者で強く出る
という事とです。
中性脂肪の値が高い喫煙者の方は
日頃から大腸がんを意識して
検診を受けなくてはいけません。
では、今日もよい1日を、体に感謝を