みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
前回は
ということで、喫煙が大腸がんにどれ程の
影響を与えているのかを調べた調査から
タバコを吸わない人
タバコを吸っている人
タバコをやめた人
の大腸がん発生率の違いを
ご紹介いたしました。
そして
もし、お酒を飲む人、タバコを吸う人が
いなかった場合の大腸がん予防効果には
驚かれた方も多いのではないでしょうか
さて、
以前より大腸ポリープの80%は腺腫で
後々がん化の可能性を持った前がん病変
であることを度々書いてきました。
この大腸腺腫が発生しやすくなる危険性に
ついての研究もいくつか発表されています。
その一つが内臓脂肪型肥満です。
いわゆるメタボリックシンドロームのことで
現在のところ健康診断を受ければ
必ず調べる項目になっています。
しかし、
その判定基準が腹囲測定や血圧、血液の値
から判断するため正確性に乏しい問題があり
実際の内臓脂肪量とは大きくかけ離れている
ことが少なくありません。
より正確な診断としてCT画像から計測した
内臓脂肪量と大腸腺腫の発生リスクを調べた
研究では
内臓脂肪量により男女それぞれを
4つのグループに分けて調査しています。
最も少ないグループを基準とした場合、
最も内臓脂肪が多いグループでは
大腸腺腫のリスクが男女ともに約2倍高い
ことがわかりました。
内臓脂肪量が増加すると大腸腺腫の
発生リスクが上昇する結果で、
更に、ただ肥満ということではなく
内臓脂肪型肥満であることが重要な
ポイントである内容でした。
内臓脂肪型肥満は大腸がんの発生を高める
可能性が大いにあるという事です。
では、今日もよい1日を、体に感謝を