みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
前回は
ということで、大腸がんは大きくなる
につれて出血を起こす割合も高くなり、
しかし、その成長はゆっくりであること
また前がん病変も存在すること、
そういった特徴から見えてくる
検査の受け方について書いてみました。
大腸がんは進みが比較的ゆっくりな為
早期発見の対処がしやすいのですが
進みが遅いなら
「精密検査を慌てて受けなくても大丈夫だ」
と思われた方いませんか
便潜血検査で陽性と判定されたときに、
いつまでに精密検査を受ければいいのか?
について調べた研究が以前米国で報告され
ています。
これは
50~70歳の大腸がん検診を受けた人の内、
便潜血が陽性だった約7万人を対象に、
判定されてから内視鏡検査を受けるまでの
期間と大腸がんの進行度合いを検討したもの
です。
判定後1ヶ月以内に内視鏡検査を受けた人と、
それ以降に受けた人で結果に違いがあるのか
を調べたところ、9ヶ月までならば結果に差は
ありませんでした。
しかし、10ヶ月目以降では大腸がんが進んだ
状態でみつかり、1年以上放置した場合では
更に進んだ状態でみつかる人が増えました。
便潜血検査を通じて見つかったときには
既に進行がんであったケースも少なく
ありません。
仮に早期がんであったとしても精密検査が
遅れれば、それだけ進行してしまうことは
当然のことで、早めに精密検査を受ける
に越したことはありません。
では、今日もよい1日を、体に感謝を