みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
前回は
ということで、今や日本人が最も多く発症
している大腸がんについては
食生活の欧米化により赤肉、加工肉などの
動物性脂肪が増えたことが大きな原因である
ことは分かっているのですが、
しかし、日本人は欧米人に比べて
肉の摂取量が少ないにもかかわらず、
大腸がんの発症率はアメリカ人よりも多い
不思議な理由について触れてみました。
今回はその続きで
実はアメリカでは大腸がんが毎年減って
きているのです。
大腸がんのリスクを下げる可能性として
食物繊維の摂取が注目されていますが
実際のところ、どうなのか
気になりませんか
日本で食の欧米化が進んできた一方で
野菜消費量は減少が進んでいます。
反対にアメリカでは1980年代から野菜の
消費量の増加傾向が続き、1990年頃には
日本よりも野菜消費量が多くなっています。
食物繊維摂取と大腸がんの関係については
国内でも調査研究が行われていて
40~69才の男女約10万人を約10年間追跡
した調査では、男性567人、女性340人が
大腸がんになり、食物繊維の摂取量との
関係を調べたところ
その結果から分ったことは
食物繊維の摂取量が増えても
大腸がんリスクを下げる効果は
無かったことです。
しかし、
極端に食物繊維の摂取量の少ない人では
摂取量の多い人より大腸がんリスクが
2倍高かったということです。
我々日本人は、極端な野菜不足に注意しな
くてはいけないのかもしれません。
では、今日もよい1日を、体に感謝を