みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
前回は
ということで、以前から大腸がんを
予防するのに、食物繊維の摂取が効果的
とする話を時折耳にしてきましたが、
実際のところどうなのか
日本人と欧米人の体質の違いを考慮して
国内の大規模な調査研究で得られた
結果をご紹介しました。
前回書き忘れましたが、あくまで野菜の
食物繊維に注目した予防効果についてで、
野菜の栄養成分に着目した研究であれば
結果は変わってくると思います。
アメリカ合衆国を見てみると、
がん死亡率は1991年がピークで
その後は低下の一途をたどっており、
近年ではピーク時に比べると約25%程度、
低下していることが明らかになっています。
がんによる死亡率の低下は主に、
肺がん、大腸がん、乳がん、前立腺がん
が大幅に低減したためです。
実はそのことに先駆けて、アメリカでは
国を挙げて喫煙や食事などの生活習慣を
見直す動きが広まっており、そのことも
死亡率を下げる成果に繋がったのかも
しれません。
では、「大腸がん」のみを見てみると
50歳以上の中高年で大腸がんになる人の
割合は、2000年以降32%減少しており、
大腸がんで死亡する人の割合も34%減少
していることが報告されています。
大腸がんの発症率、そして死亡率が減った
理由は検診の影響と言われていて
アメリカでは2013年から2015年まで
大腸がん検診の受診率は
50~64歳で53%から58%に
65歳以上では65%から68%に増えており、
全体として59%から63%に増加しています。
確かに日本より高い受診率です。
しかし、検診を受けて死亡率が下がるのは
分りますが、「発症率」が下がるのは
何故なのか疑問に感じませんか
このことは、また今後書いていきたく
思います。
では、今日もよい1日を、体に感謝を