骨粗鬆症の検査として
従来から行われてい方法の一に
「超音波法」があります。
踵(かかと)の骨に超音波を当て、超音波が
骨中をどれくらいのスピードで通るか
速度と減衰率で骨の強さを反映する
測定方法です。
この検査の場合は骨密度検査という表現が
適しているのか疑問はありますが
骨密度の検査の一つとして浸透しており
検診などで骨折リスクを簡単に評価する
方法として全世界で普及しています。
しかし、
超音波による骨粗鬆症のリスク評価は、
医療分野において信頼度が低いという
欠点があります。
また、それとは別に
私の経験では測定値に数%の誤差も
あると感じており
超音波法もまた測定値が良かったから
といって安心するのは早計と考えます。
ですが、
超音波法は現在、最も普及している方法で
理由はⅩ線を使わないこと、安価なこと
Ⅹ線を使う場合、Ⅹ線検査室が必要に
なりますが、超音波法では場所を選ばず
どこででも出来るメリットがあります。
医療機関としては導入し易い装置なのです。
検査方法は
測定装置に裸足で足を乗せるだけで、
かかとの骨である踵骨(しょうこつ)を
測定します。
検査時間は2~3分といったところです。
検査費用は
総額自費で 800円
3割負担で 240円
1割負担で 80円
です。