血液透析療法とは、機械に血液を
通すことで、腎臓に代り、血液中の
余分な水分や老廃物を取り除いて
血液をきれいにする方法です。
血液透析は
1週間に3回程度(月水金、火木土など)
1回につき3~5時間を要し、
医療機関へ通院して行います。
仕事をしている人にとっては
大きな問題です。
さらに
腎臓は24時間無休で働いてくれましたが、
血液透析では時間も効果も限られており、
腎臓の機能を十分に代行することは
できません。
したがって、薬の服用だけではなく、
食事など日常の生活においても
工夫や制限が必要になります。
例えば、透析患者さんでは
尿量が少ない、或いは全く無い為、
摂取する水分量に十分注意をする
水分管理の必要がでてきます。
他にも
蛋白質、カリウム、リン酸、塩分など
の摂取量にも注意が必要になります。
そして、
糖尿病による糖尿病性腎症から
腎不全に至った場合でも、
透析による血液の浄化をしたからといって
糖尿病の治療が無くなるわけでは
ありません。
今まで通り血糖コントロールは
必要なのです。
糖尿病だけでなく、腎不全も
定期的な健康診断で早期に見つけ
られる場合がありますので
健康診断は必ず受診しましょう。