ご飯は日本人の力の源ですが、
英国医学雑誌での発表では
白米の消費量と2型糖尿病の
発症リスクについて
日本、中国、米国、オーストラリアで
研究が行われました。
日本人と中国人は白米が主食で
1日に平均3~4膳を摂取しており、
欧米人の週に1~2膳に比べて
圧倒的に白米の消費量が多いです。
白米消費量が最も少ないグループに比べ
最も多いグループは、2型糖尿病の
発症リスクが1.27倍に増加しました。
特に日本人女性では、
白米消費量が多い人の糖尿病発症リスクは
少ない人に比べ1.65倍と多く、
中国人女性では1.78倍を示しました。
日本人男性の場合、
白米消費量が多い人の糖尿病発症リスクは
1.19倍と女性に比べると低い結果でした。
アジア人男女を平均すると白米の消費量が
多い人の糖尿病の発症リスクは1.55倍で、
欧米人の1.12倍より有意に高い結果です。
量との関連では、
ご飯を1膳「おかわり」するごとに
糖尿病発症リスクも増え、男性で1.08倍、
女性では1.46倍増えました。
仕事で身体を十分に動かしている人は
運動でリスクは相殺されるいうデータも
あるので、「おかわり」をしなければ
ご飯の量を減らす必要はなさそうです.
問題はデスクワークが主体の仕事で
身体を動かさない人
ご飯の量を減らすか、運動を生活に取り
入れるかの工夫が必要といえます。
くれぐれも
ランチの「おかわり無料」に釣られては
いけません。