健康寿命は、
「健康上の問題がなく、日常生活が
制限されずに送れる期間」のことです。
この健康寿命に大きな影響を及ぼすのが
「歩行寿命」といえます。
加齢とともに
背骨が曲がり上体が前かがみに、
はたまた、膝関節が曲がる。
のはよく起こる状況ですが
猫背で膝が曲がってくると
人は歩幅をあまりとれず、
自然と歩幅の狭い歩き方になります。
またバランスを保つ為、前方ではなく、
横方向に股を広げて歩くようになり、
脚の動かし方もゆっくりしてきます。
一般に人は加齢により、このように
歩き方が変化し、歩行速度が遅くなります。
こういった歩行能力の低下は、
いろいろな原因が絡んでいますが、
一番の原因は、体を動かさなくなること
による筋力の低下にあります。
立つのが面倒、外に出るのが気が進まない等
筋肉がどんどん細く、減少しています。
そして、動かず、家の中に引き籠もると
よく眠れなくなる
イライラしやすくなる
気分が沈みがちになる
代謝が悪くなる
などなど、他にもいろいろありますが
肥満や糖尿病、認知症、睡眠障害、・・・
へと発展していきます。
こうした悪循環が加齢に伴い深刻化していく
わけですから、普段から早歩きをし、また
速く歩ける状態を維持するという
意識が必要と思う次第です。
歩幅を普段より5cm広くして歩くこと
正しい早歩きの歩き方をすること、で
足腰の筋肉が付き、血行が良くなり
そして、姿勢も良くなります。