糖尿病、及び糖尿病予備軍は
現在、2,200万人以上と言われています。
年齢が増すにつれ割合も多くなり、
実に40歳以上では3人に1人が
糖尿病、或いは予備軍と推定されます。
以前行われた厚生労働省の研究調査で、
全国の医療機関の糖尿病患者、約1,700人を
対象に、仕事や日常生活以外での
1週間の運動量ごとに3つのグループに
分けて8年間追跡調査しました。
その結果、
毎日30分以上の早歩きに相当する運動を
行った糖尿病患者は、殆ど運動しない患者
と比べて病気が悪化し死亡するリスクが
半分以下になることが明らかになりました。
心筋梗塞や脳卒中など、糖尿病の合併症など
で死亡するリスクが、運動量が最も多かった
グループは、運動量が最も少ないグループの
0.47倍と半分以下でした。
また、脳卒中を発症するリスクも、
最も運動量が多いグループが
最も少ないグループの0.57倍と、
4割近く低いという結果になりました。
最も運動量が多いグループは、
早歩きに相当する運動を毎日30分以上
していた人たちで、運動時間の平均は
1時間10分程度だということです。
早歩き侮れません