みなさん、夜はリラックスできていますか
そして良質の眠りに就いていますか
血圧は朝起きてから徐々に上昇し始め、
活動する日中に最も高くなります。
そして夜になるにつれて下降していき、
睡眠中は1日で最も低くなります。
と、以前に
血圧の日内変動について書きました。
一般的に就寝中は昼間の覚醒時に比べ
平均血圧が10~20%低下します。
ところが、
就寝中も血圧が低下しない、
或いは、
就寝中に血圧が上昇する
といった夜間高血圧というものが
あります。
夜間高血圧は、他のタイプの高血圧
に比べ、脳血管障害を起こすリスクが
高いため、注意が必要です。
また、日中に高血圧である場合と、
夜間高血圧である場合では、
夜間高血圧のある場合の方が、
死亡率が高いことが分かっています。
夜間に高血圧の人は昼間も高血圧の
場合が多く、本来は血圧が下がるべき
夜間にも高血圧なので、一日中高血圧に
なってしまいます。
これが血管や心臓に大きな負担をかける
ことはいうまでもありません。
現在の高血圧治療ガイドラインでは
就寝中の平均血圧が120/70mmHg以上の
場合、夜間高血圧と定義されています。
睡眠中の血圧は、
医療機関で貸し出される24時間血圧計や
睡眠時測定機能のある家庭用血圧計で
測ることができますので
気になる方は一度調べてみて下さい。
次回、もう少し夜間高血圧について
書いてみます。