月曜日って眠いですよね、さらに
春は眠気を強く感じる季節のようです。
昨日はストレスによる高血圧について
触れ、その一つに睡眠不足があること
をお伝えしました。
しかし、睡眠不足による高血圧は
ストレスばかりではないのです。
睡眠は、就寝中や翌日の血圧に大きな
影響を及ぼしており
人の体は夜間、眠っている間は血圧は
低くなるように調節されています。
ところが、夜間に眠れないと、夜の血圧が
下がらないだけでなく、翌日の血圧まで
高くなってしまうのです。
これは通常の健常者で睡眠中の血圧が
10~20%低下するのに対して、
夜間に有意な血圧の低下が見られず、
そのまま起床後に持ち越す状態です。
睡眠時間と高血圧の関係を調べた研究
では睡眠時間が少ないほど高血圧になる
割合が高いという報告もあります。
一方、本人は睡眠時間をきちんと取って
いるつもりでも、睡眠障害により質の良い
睡眠がとれず高血圧を引き起こす場合も
あります。
睡眠障害の中でも睡眠時無呼吸症候群は
高血圧を引き起こす要因として有名で、
特に肥満との関係が知られていますが、
他にも仰向けの睡眠、首が太くて短い、
飲酒などが原因となっています。
怖いのは、夜間や早朝の高血圧は、
一般的な高血圧よりも心筋梗塞や脳卒中に
なるリスクが高いということです。
その割合は約6倍であるとも言われています。
深い眠りが得れない場合には睡眠の改善が
不可欠なのは言うまでもありません。