みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
前回は
ということで、便潜血検査を受けた結果、
便に血液が混じっているとなると、
大腸からの出血が強く疑われること
ゆえに精密検査で詳しく調べる必要性が
あることについて書きました。
便潜血検査から精密検査へ、という流れで
大腸がんによる死亡率が減っていることから
大腸がん検診として便の検査が行われて
いる訳ですが・・
実際に検査精度はどうなのか
便潜血検査は、
便に血液が混ざっていると陽性(+)
反対に混ざっていなければ陰性(-)
という結果になります。
陽性(+)だから大腸がんがあるという
ものでもありませんし、陰性(-)だから
がんが無いという事でもありません。
また便を2日間(2回)にわたり採取するのは
1回だけよりも明らかに2回の方が精度が
良いこと、2回と3回では殆ど精度が変わら
ないためです。
2回採取するため、検査結果も
1回目(+)、2回目(-)
といった具合に記載されてきます。
一度でも陽性の時は、精密検査を受ける
ことが重要です。
便潜血検査の陽性率は約5~7%で
そのうち約2%程に大腸がんが
見つかるとされています。
つまり
1000人が便潜血検査を受けた場合
50~70人が陽性となり、精密検査で
約1人の大腸がんが発見されることに
なります。
便検査が陽性であっても
大腸がんである確率は非常に低いです。
また、便潜血検査がきっかけで
進行がんで約85% 、
進行がんに近い早期がんで約60%
が見つかるといわれています。
逆に考えると
進行がんでも、便潜血検査が陰性と
出るケースもあり、早期がんの場合は
むしろ陰性と出る確率が高いです。
大腸がん検診は進行がんをみつける
ための検査と言えなくもありません。
しかし、検診の効果はこれだけでも
ありません。
続きはまた次回書かせて頂きます。
では、今日もよい1日を、体に感謝を