みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
前回は
にて、塩分と胃がんの関係において
塩分が胃がんに対してどのような影響を
もっているのか、について触れてみました
が、なかなかなか思うように伝えられて
いない感があり申し訳ない思いです。
今回は、胃がんの予防として
野菜・果物の摂取量と胃がん発症の関係
について書こうと思います。
野菜を多く摂る人は、がんになりにくい
といいいます。
実際のところどうなのか、というと
国内で特定の地域を長期間追跡調査した
研究では、野菜や果物の摂取量が多いと、
胃がんの発症を下げるという報告がある一方
有意差を認めないという報告もあります。
明確な結論は得られていません。
ただ、興味ある結果として
40~59歳の男女約4万人にアンケート調査をし
その後10年間の追跡調査を行った結果では
緑黄色野菜、緑黄色以外の野菜、果物
について
「ほとんど食べない人」
「週に1~2日食べる人」
「週に3~4日食べる人」
「ほとんど毎日食べる人」
の胃がんの発生率を比べています。
その結果、野菜・果物は
「ほとんど食べない人」を基準にすると
「週1日以上食べる人」で、20~50%も
発生率が低いという結果でした。
しかし、
野菜・果物を食べる頻度が週1日より
増えても胃がんの発生率がさらに低くなる
傾向は見られませんでした。
また、最近の研究で
国内の別の地域で行われた追跡調査では
野菜・果物摂取量で胃がん発症が減る
という結果は得られませんでした。
国内の調査研究をみてみると
はっきりとした結論には至らないものの
野菜や果物が胃がんのリスクを下げる
可能性は十分にあると考えます。
また、野菜・果物の摂取は他のがんや
生活習慣病のリスクを下げることが
分っています。
厚生労働省では、
1日あたり野菜を350g摂ることを
目標としています。
果物もあわせた目安としては、
野菜を小鉢で5皿分と果物1皿分で
400g程度です。
野菜や果物不足にならないように
毎日意識しましょう。
では、今日もよい1日を、体に感謝を